ボイトレ@浅草、浅草橋、銀座

ボイトレ@浅草、浅草橋、銀座
歌のレッスンって?!わたしのレッスンを受けている方に知っておいて欲しいこと。
 
わたしはもともと高い声は全然でませんし、音楽的な才能も全然ありませんでした。
一流を目指す野望だけはあったので、その分相当挫折してきています。
 
歌の上手い人はたくさんいます。
もともと高い声がでる人もいます。
もともとリズム感や音感が素晴らしくセンスのある人もいます。
音大の学費、ワンレッスン2万円くらいのプライベートレッスン費、留学費用で何千万円と15年くらいかけて、やっと歌えるようになってきました。
コンクールで優勝できなくて、ものすごく絶望したり、オーディションに受からなくてものすごく絶望しています。
自分は人生かけて歌を学んでいるのに、なんでこんなに厳しいだろうと。
 
そんなふうに苦しんで、
嫌らしい話ですが、1時間で何十万ともらえるコンサートもできたり、劇団四季の1番高い音を担当するパートで僕だけ合格し月に30公演を毎月のようにやったこともあります。
でもその中でも圧倒的天才やもっと努力して舞台にたっている人たちもいて、すごく挫折しました。
たとえば、主役になりたくて主役のオーディションを受けても、踊りが素人、台詞も素人、歌もまだまだだね。っていうのが現実です。
 
スマホで検索して答えがでる今の時代と、芸術、音楽、そして歌とは全く違う物です。
簡単ではないです。音楽のニュアンスや塩梅なんてゴールがありません。
パソコンの操作みたいに、これをやったらこうなるってことではないんです。
 
だから、高い音がでなくても、憧れの歌手のように歌えなくても落ち込むだけもったいないんです。
楽しく少しずつうまくなればいいのです。
幸い歌は死ぬまで歌えます。
 
スマホで検索して答えがすぐでる時代に生きるからこそ、奥深い芸術の世界をじっくりと楽しんでみませんか、一生をかける価値のあるものが音楽かなと思います。
 
何回もトライアンドエラーを繰り返していいと思います。
音楽の前では、謙虚ではなくてはいけません。
どこまでも上には上がいます。
 
圧倒的センス、才能のある人がいます。生まれつきの骨格、声帯の長さ、筋肉のつき方、声道の形などで、声が出やすい人もいます。圧倒的感受性がある人もいます。
 
そうじゃなくても、努力すればいつか叶う、それくらい努力する価値のあるものが芸術や音楽だと思います。